Webデザイナーがつらい、きついときは会社を変える?

Webデザイナーをしていて「毎日つらい…」、「毎日きつい…」と思うことはありませんか?

私も過去に何度かWebデザイナーを辞めようと思ったことがありますし、私の同期の人もWebデザイナーを辞めていった人は多くいます。

Webデザイナーを辞めるべきか辞めないべきか迷ったらこの記事が役に立つと思います。

Webデザイナーの辛い点
・Webデザイナーははじめの2~3年は辛い スキルと経験年数がつくまで我慢の期間
・Webデザイナーは労働時間が長い、給料が安いのがデメリット
・Web業界で過酷な労働をすると精神が病んで取り返しがつかなくなるのでそういった会社は早めに行かないようにしよう
Webデザイナーはスキルも問われますので、スキルが身につくまでは我慢が必要な職種です。
しかし、スキルも経験年数も身につけば後は比較的ラクになるのでそこからは良い会社に入るようにしましょう。
Webデザイナーで良い会社に就職するために
・転職会議とカイシャの評判は必ずチェック
・これなら大丈夫と思う残業時間のところに応募する
・Webデザイナーは2年~3年働いた後、十分スキルを得れれば過酷な会社から抜け出せるし、良い会社にも行けるので最初を乗り越えよう。

私がWebデザイナーの仕事についてから友達や家族に「Webデザイナーって大変じゃないの?」と言われることがあります。

でも、実際は正直働く会社によって随分変わります。

「Webデザイナーの給料は安い」、「Webデザイナーの労働はきつい」と聞くかもしれませんがそれも会社の選び方しだいでどうにでもなります。

 

キャリア10年超えのWebデザイナーが会社の選び方を紹介します。

Webデザイナーの最初の2~3年は下積みだと思って我慢すれば勝ちゲー

Webデザイナーを大変と感じる人は多いですが、大抵それは初めの2~3年です。

なぜ辛いのか?

コーディングやデザインについての知識がなく、制作物でダメ出しを食らって修正も多いからです。

コーディング、デザインも何年も経験を積むことで慣れスキルが上がります。

そしてスキルが上がれば後は楽になります。

そのためあなたがWebデザイナーになって最初の3年以内であれば、我慢して耐える方がいいです!

まずは我慢!

ここを乗り切ればWebデザイナーは後が楽になります。

※ただしブラック企業の場合は精神にダメージを負うので早々に辞めてOKです

Webデザイナーの難しいところは、正社員になること

Webデザイナーになるのに一番難しいのが正社員になることです。

募集媒体を見ると募集されてあるWebデザイナーの条件は「経験年数が1年以上」である場合がほとんどです。

※3年とかもざらにあります

 

だからWebデザイナーで正社員になるためには、アルバイト、派遣社員などでどこかしらの会社に入って働かないことにはWebデザイナーとしてのキャリアはスタートできません。

そもそもWebデザインの勉強を始めたての人は多く、職業訓練校や独学をしている人は山のように人がいます。

そんなに人数も多いので自然と競争率も高くなるため、スキルの低い未経験者が入れる会社はわずかです。

仕事があったとしても、ホームページの仕事はついででWebの更新作業であったり、通販の会社のバナーを作るだけとか、写真加工のみの場合が多いです。

でも、それでもいいんです。

 

だって大事なのは経験年数とスキルを高めることですからね。

まずは経験年数を積みましょう。

私が行った職業訓練校の同期の20人の中でWebデザイナーとしてのキャリアをスタートできたのは5人程度でした。※20%ぐらいの確率ですね。

そしてどこかしらの会社に入社できたら、最低でも半年~1年は仕事を頑張り経験年数をつけるようにしましょう。

大事なのは経験年数とスキル

前述したやり方で経験年数は得れば、次はスキルを確保しなければなりません。

働きながら勉強を続けてスキルを得るのと、できれば仕事でスキルが上がる仕事をしましょう。

それぞれの仕事で身につく経験年数を紹介します。

必要なコーディングのスキル

html,CSSコーディングは1年ぐらい仕事で行えば、身につくかと思います。

できることとして、最低でもWordPressのオリジナルテーマでコーポレートサイトを作れ、jQueryで簡単な動きができれば良いでしょう。

そこまでできれば後は仕事をしていく中で成長をすることができます。

必要なデザインのスキル

Webデザイナーにとって、必要なデザインのスキルは「ホームページのデザイン」です。

バナーなどの画像を作れるデザインスキルがあってもそれはあくまで補助的なものですから、ホームページ全体をデザインできる方が良いです。

もし、入社した会社でそういったデザインを行えない場合、ポートフォリオを作るかランサーズなどのクラウドソーシングで仕事を受け作るのが良いでしょう。

Webデザイナーとしての経験年数が3年あれば後は会社選びが重要

Webデザイナーとして3年もあれば一通りのことができるようになり、どの会社でも働けるようになります。

この3年の経験年数を得るまではどんな会社でもいいと思って働いたかもしれませんが、スキルを身に着けた後は「自分を大切にしてくれる会社を選ぶこと」が重要です。

Webデザイナーとしてきつい点、しんどい点を紹介するとともにそんな会社に入らない方法を紹介します。

Webデザイナーは勤務時間が長い…

Webデザイナーがキツイと言われる条件でも目立つのは「勤務時間の長さ」。

Webデザイン会社は通常の8時間勤務で終わるようなところは少なく、毎日残業2時間ぐらいの会社が多いのではないでしょうか?

加えて忙しい時期には何日も徹夜なんて話も私の周りでもチラホラ聞きました(※昔のデザイン会社は特に)。

毎日徹夜は恐怖。できるだけ避けたい…ですよね?

Webデザイナーは給料が安いのが辛い

Webデザイナーは半年ほどかけて勉強をしなければならないにも関わらず、給料は18万円~26万円程度がほとんどです。

年収にすると216~312万円程度なので、Webデザイナーとして働いて家族を養っていくのはちょっときついイメージがありますよね。

給料面だけ考えると他の仕事をしたほうがいいんじゃないの?って思っちゃいますよね。

まぁ副業などを上手く活用すれば年収は増やせるので安心してください。

※給料の増やし方などは後述します

まずはWebデザイナーとして「過酷な環境の仕事につかない」ようにどうすればよいのか紹介をします。

Webデザイナーでしんどい会社に入らないためには…

そもそもしんどい、きつい労働環境の会社には応募しない、入社しない

まずはしんどそうな会社には入社しないようにしました。

例えばたくさん残業がある会社や、徹夜がありそうな会社などです。

なぜならしんどい思いをしてメリットがあるか?調べたところ、

しんどい環境は耐える力が多少つくだけで「得るものなんかない」という発言をよく聞きます。

確かにキツイ職場では根性は鍛えられ精神力はつくと思います。

長時間働いても大丈夫と思える精神力ですね。

でもそこまで無理して働いたって給料が大幅に増えるわけではないんです。

そんな自分のメリットにならない環境でいつまで働き続けるんですか?と私は思いました。

きつい、しんどい会社で働くメリットもあるけれど…

「残業をたくさんしても給料がそこまで増えないのって損すぎない?」…って思いますよね。

でもたった一つだけたくさん働くメリットもあります。

それはWebデザインの技術も「時間数に比例してすごいスピードで伸びる」ことです。
早くスキルを身に着けてフリーランスをやりたい、早くスキルを身に着けて良い会社で働きたいならアリですね。

でも、そのメリットの代償も考えておかなければなりません。

無理して働くと「精神力は削られ続ける」「ブラックのような会社で長期間働くとトラウマになる」、「精神も体もボロボロ」になりますし、そんなしんどい環境では結局長く働けずいずれ辞めるのは明白です。

労働環境がキツイ職場、会社で一生働くことは無理です。

しかもそこまで頑張っても多少給料が増えるぐらいで、大企業で働いている人たちの足元にも及びません。

※アホらしくなります…

会社では残念ながら頑張った分は大抵会社の利益となるからです。

しんどい会社で一生働くことは無理ゲー

しんどい会社で働くことは1年~5年もすれば十分と思っています。

※私も1年で諦めました

まずそのまま老後まで一生働くことは自分を不幸にします。

体が持ちません。精神も潰れるかもしれません。休みも仕事のことを考えてプライベートも充実しません。

Webデザイナーとして働くにはスキルや経験年数が必要なだけなので、しんどい会社で働いて「技術を短期間で上げる」という目的であれば忙しい会社への入社はアリだと思っています。

でもいずれまた転職するのは必然なので、私はそんな労働環境がキツイ会社にはできるだけ入らないように工夫をしています。

私自身が「しんどい会社に入らなくて済む方法」をまとめましたので参考にしてみてください。

Webデザイナーとしてしんどい会社に入らないための転職サイトと会社の調査方法

それでは私なりにしんどい会社に入らない方法を紹介します。

色んな会社に応募するため、転職サイトはたくさん登録する

募集があっても募集人数は1人や2人ということも多く、その応募に20人以上応募があることもザラのようです。

こればっかりは競争となってしまうため、できるだけ色んな会社を見れるよう転職は色々見ることをオススメします。

私が使用する転職サイトは、大手が運営している「リクナビNEXT」、「マイナビ転職」、「エンジャパン」とWeb業界に特化した「find job」はマストです。

履歴書や職務経歴書は一つ作ってしまえば、他はコピペでかまいませんのですべて登録しましょう。

応募しようかなと思う会社は、転職会議やカイシャの評判でチェックをする

まず基本となるのは「会社の評判を調べること」です。

「転職会議」や「カイシャの評判」は過去・現在その会社に在籍した人が、会社の評判(労働環境、人間関係、仕事内容、給与面、福利厚生)について書かれたサイトがあります。

ブラック企業などを見に行くと「この会社だけは辞めておけ」などと書かれているので、応募する前にはぜひともチェックをしたいですね。

※見方としては最新のものでなく3年前のものまで遡って見ましょう。なぜなら会社も対策をして新しい箇所には良いことを書くようにしているところもあると噂があるので…

転職会議やカイシャの評判を見て「この会社やべぇな…」という会社は応募をする前に必ずチェックをしましょう!

「転職会議」や「カイシャの評判」によって、転職ではわからない残業時間、福利厚生、人間関係、仕事内容、社長の人柄、給料面、昇給などチェックできる箇所は多くあります。

残業時間の記載が(2時間/日程度)とか残業ナシの会社に応募する

残業時間が記載されていないことには、残業がどれだけあるかわからないですよね。

10時間なのか20時間なのか60時間なのか…

そこで転職サイトを見て、基本的に残業時間の目安が書かれているところを応募するようにするのが安全です。
もし魅力的な会社であれば応募して面接時に聞くか、転職会議などを活用するのが良いでしょう。

面接で従業員が疲れていないか?という点を確認しよう

転職サイトにも転職会議などでも書かれていないのであれば、実際に面接で訪問した際にもチェックをしておきましょう。

人間と同じように会社も第一印象で大体の把握ができるため、社員さんが疲れているか元気よく働いているかも面接の際チェックをするとよいでしょう。

面接の部屋に通される時に案内してくれる人の服装、表情、また机の上が見れるなら栄養ドリンク類がたくさん置いていないか?などを確認します。

机の上に栄養ドリンクが山積みなら…けっこう残業してるじゃんとなって怖いですよね。

社長、面接官に直接聞く

面接時には、仕事内容と同時に残業時間を確認するようにしましょう。

ただ残業があるかどうかを優先して聞くと、「こいつ残業したくないヤツだ」と思わ評価が下がるので…

残業時間を聞くタイミングは、面接の最後の「何か質問ありませんか?」というタイミングか、向こうから残業時間の説明をしているときに、少し尋ねるぐらいで把握ができるかと思います。

実際に少し働かせてもらう

これができる会社は限られるかもしれませんが、実際に働かせてもらうと確実にその会社のことがわかるのでオススメです。

面接後に入社OKの話が電話やメールで来た際には、迷っているのなら聞いてみても良いでしょう。

なぜなら一度入社すると、なかなか簡単に辞められないからです。

Webデザイナーが自分を救うのはスキル。スキルを高めればいくらでも状況を変えられる

これまで給料が安いや労働時間が長いなどWebデザイナーのデメリットを紹介しましたが、しかしスキルがあればこういった問題も解決できると感じています。

そう「Webデザイナーはよくも悪くも実力主義」ということです。

スキルを身につけられれば高収入にも近づける

Webデザイナーはスキルさえあれば「給料の高い会社への転職や、副業、フリーランスとして稼ぐことが可能」です。

デザインスキルがあればアピールさえうまくすれば仕事も取れますし、違う会社への転職の際もわりかし楽と感じます。
なぜなら腕の良い人はみんな欲しいからです。

また、コーディングスキルを高め、プログラミングを覚えれば、プログラマーへの転職やフリーで仕事を受けることもできます。

Webデザイナーは、「入社した会社が自分の望む環境じゃなくても」、「自分のしたい仕事ができない場合も」、自分でスキルを高め状況を変えることができるのが良い点と言えるでしょう。

 

TwitterでWebデザイナーの声を集めました

twitter上ではWebデザイナーがつらいという声も多くありますね。

Webデザイナーはモンスタークライアントに携わると激しく辛いのは同意です…。

Webデザイナーがきつい、つらいのは年齢も影響

Webデザイナーとなった今、私がきついと思うのは年齢ですかね。
何年も仕事をしていると、Webデザインの仕事はこの先大丈夫なんだろうか?と思う点がいくつかあるので紹介します。

50代、60代Webデザイナーはありえるのか?何歳まで働ける?

Webデザイナーはいくつまで働けるか?ってことですけれど、これはセンスを鍛えて制作物がよいものである限り大丈夫だと思っています。
Twitterでは40代の人もちらほら見ますし、私の会社には50代の人もいるので制作物がしっかりしている限り大丈夫だと思っています。
Webデザイン業界は急激に進化、拡大した業界のため、人員はどんどん増えてはいますが辞める人も多い環境です。

歳をとると目が悪くなる、長時間労働に弱くなる、体力がなくなる

私はシニアのデザイナーの方のブログやnoteを見に行くのですが、目が悪くなるのは40代からあるようです。
また色の見分けられるのとか、歳には勝てないので何でカバーをするのか?と考えますよね。

コーディングいらずのweb制作ツールの進化

またヤバイかも?と感じていることがコーディングいらずのweb制作ツールです。
イラレを触るような感覚でwebデザインができて、なおかつ同時にコーディングも終わらせることができるツールが既にあるんですよね…
もちろんオリジナルのURLにするには、月額いくらがかかるだの細かい調整が難しいだの難点はあるのですが、技術の進化は早いですからねいつコーディング不要になるのか考えると少し怖いところです。

長く働くには、コミュニケーション能力、マーケティング力、年齢を超えた技術や経験、何かがが必須

Webデザイナーとして、長く食べていけないのなら、別の何かが必要だと私も痛感しています。

そこで別の能力を得ようとしています。

※このブログもその一環です

コミュニケーション能力は、Webディレクターになって活躍するための能力ですね。

マーケティング力は集客をする力、なんぼ綺麗なホームページを作れても結局集客ができなければ、売上をあげられなければ価値は低いですからね。

こういった能力は働きながらプラスαで得られる能力です。

Webデザイナーになって終わりではなく、末永くWeb業界で働けるよう日々勉強です。

 

Webデザイナーとは名ばかりのきつい、つらい仕事内容もあります

Webデザイナーとして、会社に入って働きはじめたからといって安心という訳ではありません。

なぜなら、Webデザインの仕事は、会社によって様々な仕事があるためです。

Webデザイナーの主な仕事を紹介し、つらい仕事も合わせて紹介いたします。

デザイン、バナー作成

Webデザインの花形となる仕事です。

デザインが好きな人が一番楽しい仕事です。

大体の人は「デザインをするのが、好きだとか、楽しい」という理由で働いていますので、みんなやりたがるんですが、

複数名デザイナーが働いている場合は「華のある仕事」は「実力のあるデザイナーの担当」となります…。

私も以前の制作会社では、自分より歴が10年以上長いデザイナーにいつも仕事をかっさられていました…

大体デザイナーって、同じ会社ならライバルになりやすいんですよね…

だからスキルを教え合わない、コツは教え合わない、常に人の作品を見ているなんてこともありました。

html,css,javascript,php,WordPressコーディング

コーディングもWebデザイナーとしては、メインの仕事ですね。
コーディングが好きな人もいますし、プログラマーよりのフロントエンジニアの人からすればメインの仕事ですね。

まぁ、ココらへんも楽しい仕事と言えるでしょう。

ただ、制作ページが100ページを超えると、単純作業の嵐ですw

トップページや主要ページなどデザインがこったところは、コーディングも楽しいのですが、他のページは「誰かやってくれないかな~」と思いますね。

SEO設定

SEO設定の方から好き嫌いが大分分かれるかと思います。

SEOで検索順位を上げるためには、けっこう地味な作業が多く、htaccessをいじったりするなど面倒な作業もあります。

canonicalタグとか、覚えることも多いですし、順位が下がるとプレッシャーもかかりますね。

細かな箇所をチェックしては修正、変なSEO会社が会社についている時なんか、嫌がらせのような指示がいっぱいきて「いいぃぃ!」となりました。

webライティング

記事や文章を書いたりする業務です。

ライトな文章なら多いのですが、量が多いと俺はライターじゃないのに…という気持ちになります。

利用規約やプライバシーポリシーなどまで作るのは割と大変です。

また医療関係やサプリメントなどは、薬事法が関わってくるので、薬事法の理解が必要となり難しい仕事です。

私の場合は、サテライトサイトなどの構築でひたすら毎日15記事作るというのが辛くて心が折れそうになりました。

こんなのは、憧れたWebデザイナーじゃない…と思って辛かったです。

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